出版社内容情報
レポートや企画書がうまく書けない-そんな悩みをかかえる人は多い.学校教育では主に「文学的文章」を学ぶが,社会やビジネスで実際に使うのは事実と意見のみを伝える文章=仕事文である.どうすれば,正確でわかりやすく,説得力のある文章を書けるか.一文一義主義,短く書く,事実と意見の提示順,リライトなどの方法を具体的に示す.
内容説明
レポートや企画書がうまく書けない―そんな悩みをかかえる人は多い。学校教育では主に「文学的文章」を学ぶが、社会で実際に使うのは事実と意見のみを伝える文章=仕事文である。どうすれば、正確でわかりやすく、説得力のある文章を書けるか。一文一義主義、短く書く、事実と意見の提示順、リライト法などを具体的にしめす。
目次
1 仕事文とは何か
2 仕事文の重要性を知る
3 仕事文の準備
4 正確な文章を書く
5 わかりやすい文章のルール
6 読み手を疲れさせない
7 説得力に磨きを
8 文の構造を視野に入れて
9 書き上げた後に
10 仕事文のひろがり
著者等紹介
高橋昭男[タカハシアキオ]
1936年、山形県生まれ。1958年、東京電機大学卒業。工業英語翻訳家をへて、現在、テクニカルライター。日立グループ、NTT各研究所および関連企業、NEC、沖縄電力などで『技術文章学』の講座を担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sally_043017
2
わかりやすい文書を書けない私に上長が強く進めてくれました。 なんというか、読んでいるだけで、意識が変わりそうと思いました。この本の正しい文章を読むだけで、正しい書き方を意識するようになるような気がしています。 繰り返し読む予定ですので、詳細は次回書きます。2020/02/13
Ekai Sunahara
1
最近、文章を書くことも増えてきており、また、文章だけでいかに伝えたい事柄を適切に伝えられるかということが気になっていたので、読んでみた。 この本は、文章を適切に書く重要さを強調している。しかし、具体的な書く上での技術が少し物足りなかった。 しかし、本書にあったように、短い文を書く、日常生活で使わないような表現をしない、など心当たりがある点があったので、気をつけていきたい。2017/10/09
防人
0
王道・岩波新書の文章系の本。新しい本ではないが、こういうのは最先端よりも不易的な良本の方が役に立つ場合が多い気がします。聞いたことある内容もありましたが、改めて文章の奥深さと責任を考えさせられた本です。 ・・・きちんと身につけなくちゃ、意味ないじゃん!2012/01/05
いま
0
ふつう2010/04/30
masaya
0
この本は正確でわかりやすい文を書けるようにすることを目的に書かれている。学校で学ぶような文学的文書ではなく、社会に出てから扱う仕事文を学ぶことができる。前半では仕事文の本質が書かれており、後半は具体的な事例を踏まえて深堀していくような内容が多い。また、この本の作者が仕事文を極めており、さらにですます調を使っていないため、本の見た目以上にボリュームが多い。そのため一度に理解して覚えるということは難しいが、本質が書かれている前半さえ理解してしまえば、後半の内容は実際に仕事文を書きながら復習に使える。 2020/04/27