出版社内容情報
自律的に進展する社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を,社会の側から捉えなおす通史の続編.近畿を中心とした貴族政権日本国-朝廷と,武人勢力によって樹立された東国王権.この2つの王権の併存と葛藤の中で展開する活力溢れる列島社会の姿を描く.中巻は10~14世紀前半,摂関政治から鎌倉幕府の崩壊まで.(全3冊)
内容説明
自律的に進展する社会と「国家」とのせめぎあいの前近代史を、社会の側からとらえなおす通史の続編。近畿を中心とした貴族政権日本国―朝廷と、武人勢力によって樹立された東国王権。この二つの王権の併存と葛藤のなかで展開する活力あふれる列島社会の姿を描く。中巻は十~十四世紀前半、摂関政治から鎌倉幕府の崩壊まで。
目次
第6章 古代日本国の変質と地域勢力の胎動(寛平・延喜の国制改革;東国国家の樹立と「海賊」の瀬戸内海支配―天慶の乱;十世紀の社会と政治 ほか)
第7章 東国王権の出現と王朝文化の変貌(十二世紀後半の社会と政治;東国の王権―鎌倉幕府の樹立;東国・西国戦争―東国王権の確立 ほか)
第8章 東西の王権の併存と葛藤(協調する東西の王権;モンゴル襲来と十三世紀後半の社会;十三世紀後半―十四世紀前半の社会 ほか)
著者等紹介
網野善彦[アミノヨシヒコ]
1928年山梨県に生まれる。1950年東京大学文学部卒業後、日本常民文化研究所研究員、都立北園高校教諭、名古屋大学文学部助教授、神奈川大学短期大学部教授、同大学経済学部特任教授をへて、1998年3月退職。専攻は日本中世史・日本海民史
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