出版社内容情報
三五年前のアジア人留学生たちとの出会いをきっかけにして,著者は在日韓国・朝鮮人,留学生,労働者などを取り囲む数々の「壁」を打ち破るために尽力してきた.本書は多くの読者に迎えられた旧版に,戦後補償をめぐる動向,入管法「改正」後の様々な社会的変化を加え,データを刷新してまとめた.真の「国際化」を考えるための必読書.
内容説明
三五年前のアジア人留学生たちとの出会いをきっかけにして、著者は在日韓国・朝鮮人、留学生、労働者などを取り囲む数々の「壁」を打ち破るために尽力してきた。本書は多くの読者に迎えられた旧版に、戦後補償をめぐる動向、入管法「改正」後の様々な社会的変化を加え、データを刷新してまとめた。真の「国際化」を考えるための必読書。
目次
序章 アジア人留学生との出会い
1 在日外国人はいま
2 「帝国臣民」から「外国人」へ
3 指紋の押捺
4 援護から除かれた戦争犠牲者
5 差別撤廃への挑戦
6 「黒船」となったインドシナ難民
7 国際国家のかけ声のもとで
8 外国人労働者と日本
終章 ともに生きる社会へ
著者等紹介
田中宏[タナカヒロシ]
1937年東京都に生まれる。1960年東京外国語大学中国学科卒業。1963年一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。アジア学生文化協会勤務、愛知県立大学教授、一橋大学教授を経て、現在、龍谷大学教授。専攻、日本アジア関係史
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