岩波新書<br> 行政指導―官庁と業界のあいだ

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岩波新書
行政指導―官庁と業界のあいだ

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  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784004302186
  • NDC分類 317
  • Cコード C0231

出版社内容情報

日本経済の「成功」を支えるソフトな行政のしくみとして高く評価される一方で,産官癒着のシンボルとしてヤリ玉にも上がる行政指導.それは証券スキャンダルやリクルート事件を生む土壌となり,海外からのまなざしも一層厳しくなってきている.透明で公正な行政をめざすうえでカギというべきこの制度を,どのように考えるべきだろうか.

内容説明

日本経済の「成功」を支えるソフトな行政のしくみとして高く評価される一方で、産官癒着のシンボルとしてヤリ玉にも上がる行政指導。それは証券スキャンダルやリクルート事件を生む土壌となり、海外からのまなざしも一層きびしくなってきている。透明で公正な行政をめざすうえでカギというべきこの制度を、どのように考えるべきだろうか。

目次

序章 なぜいま行政指導なのか
第1章 行政指導とは何か(行政制度・仕組みとしての行政指導;行政指導の相手とはだれか;行政指導はどのように分類できるか;行政指導には法律上の根拠があるか;行政指導の伝達方法)
第2章 なぜ行政指導が可能なのか(官僚制にとっての行政指導のメリット;相手にとっての行政指導のメリット;行政指導を生み出す官僚制の構造;実効性を確保する条件と仕組み)
第3章 行政指導のどこが問題か(行政指導をみる眼;石油ヤミカルテル事件の教えるもの;リクルート事件の教えるもの;行政指導を中心とする行政の欠陥)
終章 行政指導をどうするか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浜大根太郎

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行政から民間に対し、公式とは言わないものの、指導という形で、利益誘導したり、圧力をかけたりする仕組みを言うそうです。行政指導は、密室主義ゆえに、実に外からは不透明であり、どのような行政手続きが行われているかが見えない問題があると思います。この本を読むと、この国の経済がつくづく、産官が連携し、良くも悪くも(ここのところ、悪い方が多いか)助け合っているのかがわかるかと思います。2018/11/28

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