出版社内容情報
ローザ・ルクセンブルク,アインシュタイン,レーニン,ジョイス,そしてトーマス・マン――二十世紀を代表するこの五人の巨人たちに共通するのは,彼らのスイス滞在である.長らくスイスに在住する著者が,彼らの足跡をたどり人物点描を試みると共に,吹き荒れる時代の嵐の中,彼らの創作や活動の拠点となったスイスの姿を伝える.
内容説明
ローザ・ルクセンブルク、アインシュタイン、レーニン、ジョイス、そしてトーマス・マン―20世紀を代表するこの5人の巨人たちに共通するのは、彼らのスイス滞在である。長らくスイスに在住する著者が、彼らの足跡をたどり人物点描を試みると共に、吹き荒れる時代の嵐の中、彼らの創作や活動の拠点となったスイスの姿を伝える。
目次
1 ローザ・ルクセンブルク―恋と革命家修業
2 アインシュタイン―天才の開花
3 レーニン―若き日の革命家
4 ジェームス・ジョイス―『ユリシーズ』誕生まで
5 トーマス・マン―ドイツ、アメリカそしてスイス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
122
この著者の方は、ずうっとスイスやドイツに住んでいてデュッセルドルフで亡くなられたのですが、この本も著者でなければ書けなかったようなことが書かれています。5人の外国人、ローザルクセンブルグ、アインシュタイン、レーニン、ジェームス・ジョイス、トーマス・マンのスイスに関するところを取り上げた人物論になっています。この中では特にレーニンの項が面白く、レーニンと親しかったスイスの大臣から笠信太郎さんなどと話を聞く場面が印象に残りました。2016/04/10
takao
3
ふむ2024/02/13
kaizen@名古屋de朝活読書会
1
岩波新書愛好会】5人のウィーンにちなみの人の紹介。 人を通じて、土地を紹介するという仕組み。 コの手があったかと思いました。 ローザルクセンブルク アインシュタイン レーニン の3人はよく知っています。 2人はあまりよくしりませんでした、。 ジェームスジョイス「ユリシリーズ」が何かの説明がありません。 トーマスマン「ヨゼフとその兄弟」もあまり説明がありません。 よく知っている人のための本なら、読む必要がないような気がしました。 著者の意図がわかりませんでした。2010/03/14
星が原ルビ猫
1
ローザ・ルクセンブルグがチューリッヒを愛していたとあって読み始めたが、内容はさわり程度で少し物足りない気がした。レーニンやアインシュタインもスイスに滞在ときいて前より少しスイスという国を新しく見れるきがする。2009/03/10
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