出版社内容情報
情報化の急進展によって,日本の経済社会はどこへ行こうとしているのか.製造業は,流通は,金融は,そして市民の生活と文化は? 本書は企業・産業のシステムに見られる重層的なネットワーク化に着目し,生産と消費の深部において進行している変貌をトータルにとらえる.高度情報化社会の光と影を冷静に見すえ,展望をきりひらく書.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
78
これは30年以上前に書かれている情報ネットワークというものがどのようなものかを適確に予想していると思いました。当時としては今の経済状況を予測することはかなり難しかったと思われます。しかし金融などは完全にアメリカの後追いなのである程度予測がついているような書きぶりです。2015/09/28
kaizen@名古屋de朝活読書会
32
#感想歌 #短歌 new media今ではold mediaだろ建築技術を反映せずに 2017/03/22
taming_sfc
5
日本の情報ネットワーク社会に関する議論はここから始まったと言っていい。今井健一・金子郁容・國領二郎あたりを10冊くらい乱読すれば、今日の状況もうっすら理解できる、書籍としての完成度の高さ。2018/02/13