出版社内容情報
誰もが願うはずの核兵器廃絶がなぜ実現しないのか,どのようにして実現させうるか――.湯川秀樹氏らの遺志を継ぐ自然科学者たちが,核抑止論の誤まり,非核三原則の意義,軍事研究の実態などをわかりやすく語り,真に平和な時代への展望を拓こうとする.「ラッセル・アインシュタイン宣言」「湯川・朝永宣言」などの重要資料も収録.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
57
原子力発電で議論が不明確なのは、「プルトニウム」を作りたいからではないのかという疑問である。軍事と原子力発電を国の安全保障という視点で切り込んでいる著作は少ないとのこと。第一章「湯川、朝永、坂田の残したもの」をうまく継承しているだろうか。坂田はノーベル賞を受賞できなかったが、代わりに弟子が2人受賞している。日本学術会議が当時から比べると発言力が弱いと感じられる。安全に関する提言を推進できるとよい。岩波新書一覧 http://bit.ly/12LkZWe2013/05/13
丰
0
Y-202004/06/21