岩波新書
近代日本の民間学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004202493
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

学問はいったい誰のものか.富国強兵の学としての官学アカデミズムに対する異議申し立てとして胎動し,大正デモクラシーの中で一気に花開いた諸学――柳田国男,伊波普猷,南方熊楠,柳宗悦,高群逸枝らの今日にもつ意義と足跡を,その主題・発想,ナショナリズムとのかかわりをも含めて明らかにし,学問のありようを問い直す.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

志村真幸

3
 在野、アマチュア、民間学といったものの再評価を試みた一冊だ。  柳田国男、伊波普猷、津田左右吉、南方熊楠、柳宗悦、喜田貞吉、高群逸枝がとりあげられ、その仕事の重要性と、民間にあったからこそ、なしとげられた仕事について概説されている。  著者自身の官学に対しての激しい対抗心があらわれており、1980年代という時代性を強く感じさせる。  民間学というものが、日本の学問においてはたしてきた重要性が、一定程度は理解できた。 2022/11/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5472596
  • ご注意事項

最近チェックした商品