岩波新書<br> 日本語の文法を考える

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岩波新書
日本語の文法を考える

  • 大野晋
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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004200536
  • NDC分類 815
  • Cコード C0281

出版社内容情報

国文法はつまらないと敬遠されることが多い.しかし,古来日本語には美しい秩序があり,日本人はそれを巧みに使い分けてきたと考える著者は,古典語・現代語を通じた新しい文法の体系を探求しようとする.文の基本的構造,名詞や代名詞の性格,動詞活用形の起源などを分析しながら,日本語の本質とは何かの解明に迫る.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

77
日本語の文法が日本人の物の見方や考え方といかに関わっているかを論じている。まず日本語の特質として、西洋語のように主語・述語の論理を重んじるより相手に気遣う点をあげ、そこから助詞「は」と「が」に対する独自の考えが導き出される。即ち「は」の上には既知が置かれ、「が」の上には未知が置かれるという既知・未知論である。これはウチとソトの区別に敏感な日本人の心性に基づくものである。話はやがて名詞、形容詞、動詞から活用形、助動詞へと及ぶ。文法と語彙に深く浸透した日本人の心性の話、また東西の力関係の話など興味は尽きない。2018/01/05

佐島楓@入院中

61
言語学の入門書として、良い本である。古典語と現代語の比較、既知と未知などの意味上の分類など、わかりやすい。言語の分類は民族の文化に拠るところが大きいことがよくわかる。2016/10/20

彩菜

31
著者にかかればつまらぬ文法がなんと生き生きと人間を映し出す事でしょう。万葉集から漱石、英語からサンスクリット語まで広い時間と空間を視野に入れ、著者は日本語について考えてゆきます。主語+述語から成る英語と違い日本語は主語を省略できる構造(主語による動詞変化がない)を持っており、それは見知らぬ人々が言葉によって初めて人間関係をつくる西欧社会に対し、同じ村の中で同じ農作業を繰り返す親密な社会と関連があるのではないかと思う事。動詞使用頻度が高く抽象名詞(善・悪・怠惰など)の少ない日本語と→2024/06/17

gollum

13
文法というものは、大野さんというとおり、最も不幸な学問かもしれない。学校で悩まされるあんな複雑な大系が、どかんと降ってわいて来るわけがない。この本は、文法がというより、日本語がどこから来てどこへ行こうとしているかをダイナミックに示してくれる。係り結びの説明なんて目からうろこだ。文法の詳細を教える前に、あるいは平行して、この本のように成り立ちを説明する教育が必要ではないか。高校生の必読図書、と言いたい。しかし、動詞の活用の由来の解説を理解するのはさすがにしんどいが(^^)2012/07/26

アドソ

12
今まで読んだ日本語文法の本(多くはないが)のうちで一番納得のいくものだった。一口に古文といっても奈良以前~室町時代にかけて言葉も変遷していく。その変遷と現代語をつなぐことで、「は」と「が」の用法、「が」と「の」の用法、係結びのルールなど、日本語のしくみがその成り立ちからわかっていくような。「象は鼻が長い」問題も快刀乱麻。最後の付録は専門的すぎてちょっと難しかったな。2016/12/07

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