出版社内容情報
いまの若い人たちが昔より背が高くなり,顔だちも美しくなったことをどう説明したらいいだろうか.従来は,骨の形は変らぬものだと信じられていたが,最近の研究によって,人骨も変化してきていることがわかってきた.私たちの祖先は短躯であったか,長頭であったか.近年発掘された各時代の人骨によって日本人の体型を跡づける.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
茶幸才斎
2
表紙を開くと、抜歯と研歯のある縄文人の頭骨の写真が読む者を出迎える。筆者が東大の標本室で偶然目にしたヒトの頭骨は、現代人とも縄文人とも違っていた。それは室町期の頭骨だった。関東近辺で出土した各時代の頭骨を比較分析した結果、日本人の頭は、室町期までは前後に長く左右に狭くなり、その後今日まで前後に短く左右に広がっているらしい。戦後、腹に虫がいなくなって(?)日本人の身長が伸びたように、ヒトの外面の形質は、進化論的年代を経ずとも、衛生、栄養、習慣、環境などにより短時日のうちに有意に変化し得ることを示す面白い本。2022/10/18
丰
0
Y-20, 19681130-62001/12/07
MIRACLE
0
日本列島に暮らしていた人間の骨について、旧石器時代から現在までの特徴について、頭骨の変化を中心に述べた本(最終章はイスラエルでのネアンデルタール人の化石発掘について扱っている)。骨の各部名称や計測名が細かく記されているが、専門的な内容で退屈だった。だが、鎌倉材木座(新田義貞による鎌倉攻めでの戦死者の集団埋葬地)、牛川・三ヶ日人、東京駅前の中世墓地の発掘など、人骨の発掘の話が興味深く、この部分だけでも読む価値がある。なお、発掘の話は著者の『骨』にまとめられていて、そちらのほうが読みやすい。2026/01/19
はるか
0
20年以上前に、実家の本棚に置かれていた本で、とても気になっていました。去年の夏に実家に行き、探してもらって来たものです。 今の日本人と古代の日本人の骨の比較から、体格身長外見までの区別の仕方など、これで学んだような気がします(個人的な感想です) 私が所持しているのは、1976年8月の発行のものです(多分、父が買ったもの)2023/08/21
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