出版社内容情報
古墳時代の遺跡からも,ノコギリ,カンナなどの工具類が出土する.古代の大寺院群から一般の民家にいたるまで,その建築を可能にしたのは,人智の粋というべき道具類であった.代表的な大工道具をとりあげ,それらの秘められた来歴,建築史上で果した役割を語り,人間とモノとのかかわりについて根本的な考察を試みる.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Sanchai
3
亡き父の残した大工道具を整理していて、なんでのこぎりやゲンノウだけでこんなに沢山持っていたのか、スミツボって何のためにあるのか、理解できないことが多かった。父の大工道具を継承してDIYで利用するのに、何を捨てて何を残すか峻別する必要があり、その基準が欲しかったので読んでみることにした。わからないものは動画サイトで使い方を確認したりするうちに、どの大工道具も捨てがたい気持ちになっていった。2025/04/14
にゃん吉
1
現物が残存しない道具の形状をモノの加工された痕跡から推測したりしながら、大工道具の歴史が解説されますが、その探究心に驚きました。著者は、道具は人と物の対話の通訳者であり、機械化で道具が消えゆくのは、この対話の喪失と考え、危惧しています。その話の中で「最近の子供はナイフで鉛筆を削れない」という久しく聞かない言葉が出ます。今では、ナイフで鉛筆を削れない子供が親になり、祖父母になっているのだから、そんな嘆きも死語となるはずです。モノづくりの伝統とか言いますが、我々は既に何か大きなものを失ったのかもしれません。2018/09/03
神山先
0
大工道具の四方山話パート2。曼陀羅に比べて、歴史的考察や紀元に触れられるので深い。欲しいと思ったときに図が無かったりはするけれど。大工道具と大工の距離感が良い。特に愛でたりするでもないけれど、まるで、自身の体の一部かのような。大学の研究用。2012/06/01
丰
0
Y-20, 19740410-32003/06/11
千賀藤兵衛
0
隠れた名著。日本におけるもろもろの大工道具の時代ごとの変化を追った著作。最初にノコギリの変遷について述べているが、ここで論ずる製材の方法の変化が後に述べるカンナとかサシガネとか砥石とかの全てに繋がる構成が見事である。2025/10/05
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