出版社内容情報
中国の数学はユークリッド幾何学などとは全く違った，独特な発展を遂げてきたものである．本書は，政治や社会で実際に出会う具体的な計算問題を対象として，計算技術に終始しながら，漢代の『九章算術』はじめ高次な数学書を生み出してきた中国の数学の内容と歴史を平明に語り，また和算の成立に影響を与えた事情をも明らかにする．
感想・レビュー
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霹靂火 雷公
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『九章算術』に再び興味を持ち読了。良くも悪くも中国数学は、古代に体系化された「実用的な技能」の枠から抜け出しきれなかったし、抜け出す必要も無かったのだなぁ、と受け止めた。自分が修めるのは、『九章算術』と『周髀算経』だけでいいのかも。（残りの興味は和算へシフト）2017/09/19
