出版社内容情報
現代日本の思想が当面する問題は何か.その日本的特質はどこにあり,何に由来するものなのか.日本人の内面生活における思想の入りこみかた,それらの相互関係を構造的な視角から追求していくことによって,新しい時代の思想を創造するために,いかなる方法意識が必要であるかを問う.日本の思想のありかたを浮き彫りにした文明論的考察.
内容説明
現代日本の思想が当面する問題は何か。その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互関係を構造的な視角から追究していくことによって、新しい時代の思想を創造するために、いかなる方法意識が必要であるかを問う。日本の思想のありかたを浮き彫りにした文明論的考察。
目次
1 日本の思想(日本思想史の包括的な研究がなぜ貧弱なのか;日本における思想的座標軸の欠如 ほか)
2 近代日本の思想と文学―一つのケース・スタディとして(政治‐科学‐文学;明治末年における文学と政治という問題の立てかた ほか)
3 思想のあり方について(人間はイメージを頼りにして物事を判断する;イメージが作り出す新しい現実 ほか)
4 「である」ことと「する」こと(「権利の上にねむる者」;近代社会における制度の考え方 ほか)
著者等紹介
丸山真男[マルヤママサオ]
1914‐96年。1937年東京大学法学部卒業。専攻は政治学、日本政治思想史
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