岩波新書<br> 思想とはなにか

岩波新書
思想とはなにか

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004120025
  • NDC分類 100
  • Cコード C0210

出版社内容情報

思想というものは書物のなかにあるのではない.その本来の姿は,われわれの生活のなかにあって,時代や人間と結びついて生きている.この思想というもののありかたを,さまざまな側面からさぐりながら,ひとりひとりが行動の指針としての生きた思想を自己の内部にきたえあげていくために,どうすればいいかを考える.

内容説明

思想というものは書物のなかにあるのではない。その本来の姿は、われわれの生活のなかにあって、時代や人間と結びついて生きている。この思想というもののありかたを、さまざまな側面からさぐりながら、ひとりひとりが行動の指針としての生きた思想を自己の内部にきたえあげていくために、どうすればいいかを考える。

目次

1 思想とはなにか―安保闘争のなかから
2 思想の抵抗
3 思想の倫理
4 ソ連の哲学界―ひとつの対談

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Major

38
「学生諸君、この著作を読まず社会科学の門を叩くこと勿れ!」経済学教授の訓示であった。飲み会の席だった(苦笑) 僕はこの名著によって文字通り「.思想とは何か」を学んだ。これを読む誰もが挙げる名言である巻頭論の最後の言葉「思想はあつい心臓、つめたい頭脳を要求する。」ー《心臓》はすでに意志であり行動に昇華される。あの安保闘争の折にで学生達が、国家権力に抗い、命を賭して腕を組み横列を幾重も作り、明治通りを青山通りを、そして国会議事堂前の大通りでシュプレヒコールを挙げながら突き進んだ。2025/01/20

キュアレフトの本棚

4
「思想の血肉化、肉体化(p153)」そう単純なことではないし、この当時よりある意味思想を持つこと自体、思想に立脚することの困難さが際立つのかもしれない。自分自身色々無力感を覚えてしまっているが「思想は―熱い心臓、冷たい頭脳を要求する(p17)」がいうところの「熱い心臓」にもう一度向き合うべきなのかもしれない。2024/09/27

スズツキ

4
日本思想史では有名な人物の1960年刊行の社会考察。こういった本を今読むのは大変役立つと思う。マルクスを引用する著者が「歴史は繰り返す。二度目は喜劇として」を自ら体現するのは何とも悲しい業であった。2016/02/19

algon

3
過去に薄い縁だが人間に惹かれ講義も聴きに行ったことのある哲学者。50年前に著された戦前からの思想解説はやはり遠い感を受けました。ただ巻頭論の最後の言葉「思想はあつい心臓、つめたい頭脳を要求する。」氏の珠玉の言葉として心に留め置きたいと思います。2015/05/30

シンドバッド

2
多感な高校生の時に、題名に魅かれて購入読んだ記憶がある。生活の中にある思想 との著者の言。古びない著書。2017/06/09

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