出版社内容情報
「哲学者は、人類の常識に反対するときには細心の用心を払うべきである。というのも、哲学者がそのようにするとき、だいたいは誤りに陥るからである。」概念、抽象、判断、推論、嗜好。人間のさまざまな能力を「常識」に基づいて基礎づけようとするトマス・リードの壮大な試みは、議論の核心へと至る。
内容説明
思考の第一原理を明らかにし、人間本性から知識の本質に迫る。
目次
第4巻 概念について(概念あるいは単純把握一般について;概念に関する諸理論 ほか)
第5巻 抽象について(一般語について;一般概念について ほか)
第6巻 判断について(判断一般について;常識について ほか)
第7巻 推論について(推論一般について、そして論証について;道徳性が論証できるものかどうかについて ほか)
第8巻 嗜好について(嗜好一般について;嗜好の対象について、そして第一に、新奇さについて ほか)