出版社内容情報
スコットランド常識(コモン・センス)学派を代表するトマス・リード(1710-1796)は、経験論や観念説が陥る懐疑主義的傾向を批判し、人間本性(自然)に基づく「常識」を認識や思考のフレームとすることを唱えた。20世紀のプラグマティズムにもつながる、近代哲学のもう一つの思潮。
内容説明
スコットランド常識(コモン・センス)学派を代表するトマス・リード(1710‐1796)は、バークリを経てヒュームで極致に達する経験論や観念説が陥る懐疑主義的傾向を批判し、人間本性(自然)に基づく「常識」を認識や思考のフレームとすることを唱えた。20世紀のプラグマティズムにもつながる、近代哲学のもう一つの思潮。
目次
第1巻 予備的考察(言葉の解明;前提される原理について;仮説について ほか)
第2巻 外的感覚によってえられる能力について(感覚器官について;感覚器官、神経、脳への印象について;神経と脳に関する仮説 ほか)
第3巻 記憶について(記憶について明らかで確かなこと;原初の機能としての記憶;持続について ほか)