出版社内容情報
山崎弁栄は,浄土宗の近代化に止まらず,宗教の根源である「霊性」を追究,「光明主義」を唱えた.近代日本の代表的な仏教思想家である.弁栄の代表作『人生の帰趣』に、初めての注解、解説を付して文庫化する(注解=藤堂俊英、解説=若松英輔、解題=大南龍昇).
内容説明
山崎弁栄(一八五九‐一九二〇)は、浄土宗の近代化に止まらず、釈尊の教えに遡源し、キリスト教、西洋哲学をも取り入れて、宗教の根源にある「霊性」を追究した仏教思想家。『人生の帰趣』は、「光明主義」を唱えた弁栄の代表的遺稿要集の一つである。
目次
前編(人生の帰趣;大ミオヤ;光明)
後編(安心;念仏三昧;光明生活)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
100
もともと仏教関係の人らしいのですが、仏教だけではなくここにはかなり宗教全体の真理というような幅広い言葉が書かれています。確かに仏教関連の基礎的な素養は必要だと思いますが、その範囲を飛び越えてのもので理解するにはかなりの時間が必要だという気がしました。私は一度だけさらっと読んだのですが、ほとんど理解の範疇を超えていました。じっくり再読する必要があると感じました。2018/06/13
大臣ぐサン
1
明治大正期の仏教者山崎弁栄の遺稿集。浄土宗の一派「光明主義」の聖典。2020/12/07
スー
0
結構むずかしかった。2回目に挑戦中。2018/11/04