出版社内容情報
『倫理学』は、東京専門学校での講義録である。倫理学上の諸説を「直覚説」「形式説」「権力説」「自己快楽説」「公衆的快楽説」に分類して、常識的とされる身近な道徳観から出発して、東西の倫理学説史上の諸説を批判し、独自の理想主義的進化説に立つ倫理学を目指している。日本人による最初の倫理学概説である。『善の研究』構想中の西田幾多郎に大きな影響を与え、日本近代哲学の嚆矢となった。
内容説明
『倫理学』は東京専門学校での講義録である。倫理学上の諸説を「直覚説」「形式説」「権力説」「自己的快楽説」「公衆的快楽説」に分類。常識的で身近な道徳観から出発して、順次、東西の学説を吟味・批判し、理想主義的進化説ともいうべき独自の倫理学を構想した。西田幾多郎に大きな影響を与え、日本近代哲学の嚆矢となった。道徳に関する三つの講演を併せて収録。
目次
倫理学(倫理学の問題;行為の要素;直覚説;形式説;権力説;自己的快楽説;公衆的快楽説)
倫理学講演(古代希臘の道徳と基督教の道徳;希臘道徳移于基督教道徳之顛末;ストアの精神と武士の気風とを比較して我が国民の気質に論じ及ぶ)
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