岩波文庫<br> 失われた時を求めて〈3〉花咲く乙女たちのかげに〈1〉

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岩波文庫
失われた時を求めて〈3〉花咲く乙女たちのかげに〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 495,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003751121
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

少年の目に映るパリの社交風俗を描く、第二編第一部「スワン夫人をめぐって」。オデットとの結婚によって上流階級との交際を断ったスワン。夫妻の娘ジルベルトへの想いを募らせ、スワン家のサロンの信奉者となる私。ある日、夫人のお供をした昼食会で憧れの作家ベルゴットと同席する栄に浴するも、初恋は翳りを帯び・・。(全14冊)

内容説明

少年の目に映る世紀末パリの社交風俗を描く、第二編第一部「スワン夫人をめぐって」。ジルベルトへの想いを募らせ、上流階級から排斥されたスワン家のサロンに足繁く通う私。ある日、憧れの作家ベルゴットと同席する栄に浴するも、初恋は翳りを帯び…。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

187
★『失われた時を求めて』岩波文庫版全14巻完読プロジェクト、 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11525156 今回は、第3巻『花咲く乙女たちのかげにⅠ』、ジルベルトへの恋心の巻でした。本巻が単独でゴンクール賞を受賞し、プルーストの出世作となったとは知りませんでした。続いて第4巻『花咲く乙女たちのかげにⅡ』へ。トータルの感想は、全14巻完読後に。 2020/02/02

lily

153
恋を分解して再結合した哲学的考察の書。人生の目的は真実ではなく愛情にあり、時間法則への疑念、痛ましい好奇心の残存、天才の変形と移し替え能力、感受性の過敏と欠如の悪徳、恋愛の苦難と歓喜の中和、架空の幸福から現実の幸福の破壊、オデットの不可思議な詩情、幸福の無関心が幸福の訪れ...プルーストの美的な霊感に親しみと歓びを感じる事が出来れば、一生涯世界最高峰の言語芸術作品の芳醇な気配を飽かずに眺めることができるだろう。『失われた時を求めて』の漫画版や抄略版はプルーストの全身全霊の芸術を崩壊させるものでしかない。2019/08/13

のっち♬

93
スワン夫妻の娘に対する「私」の恋心の顛末を主軸に、芸術談義・考察、スワン家をめぐる社交風俗などが描かれる。少年期の敏感な心を持つ「私」は、芸術では周囲の反応や価値観に翻弄され、恋愛では一人相撲を延々ととり続ける。大袈裟な比喩表現から彼の興奮ぶりが窺われるが、芸術への偽善や恋における意地や猜疑といった馬鹿げた言動の中にも「われわれの本性」が出ていることを著者は鋭く指摘する。「もっとも早く発見される美は、もっとも早く飽きる美でもある」時間をかけて見出された美は受容する者の心の奥底に深く浸透し、進歩を促すのだ。2020/09/26

やいっち

73
読んでいて、自分の背伸びしがちな、安っぽいスノビズムがこれでもかというくらい抉り出され、曝け出されているようで、身に摘まされる…などと書くのも、おこがましいことなのかもしれない。

市太郎

63
第3巻。全巻で謎を残したスワンとオデット結婚の真相と「私」とジルベルトとの恋の顛末が語られる。舞台は主に屋内で、第一巻のコンブレーと違い自然描写などは少なく、精神的なドラマが多く展開される。その中で強烈な印象を残すマチルド大公妃との出会い。なに気にトイレを管理する「侯爵夫人」も好きだ。しかし、かくも芸術とは難しいものだ。初見で違和感を覚え、受け入れがたいものほど、その芸術性、独創性は高い。プルーストの比喩を多用する文章も浅はかな僕をはねのけるが、その小説の中には悠久の時が…。いつか流れにのりたい。2014/05/14

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