岩波文庫<br> 大衆の反逆

個数:
電子版価格 ¥1,177
  • 電書あり

岩波文庫
大衆の反逆

  • ウェブストアに7冊在庫がございます。(2021年09月24日 16時45分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 428p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003423110
  • NDC分類 136
  • Cコード C0136

出版社内容情報

スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセット(一八八三─一九五五)による痛烈な時代批判の書。自らの使命を顧みず、みんなと同じであることに満足しきった「大衆」は、人間の生や世界をいかに変質させたのか。一九三〇年刊行の本文に加え、「フランス人のためのプロローグ」および「イギリス人のためのエピローグ」も収録。(解説=宇野重規)

内容説明

スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセット(1883‐1955)による痛烈な同時代批判の書。自らの使命を顧みず、みんなと同じであることに満足しきった「大衆」は、人間の生や世界をいかに変質させたのか。1930年刊行の本文に加え、「フランス人のためのプロローグ」と「イギリス人のためのエピローグ」を収録。20世紀の名著の完全版。

目次

フランス人のためのプロローグ
第1部 大衆の反逆(密集の事実;歴史的水準の上昇;時代の高さ;生の増大;一つの統計的事実;大衆化した人間の解剖開始;高貴なる生と凡俗なる生、あるいは努力と無気力;大衆派なぜ何にでも、しかも暴力的に首を突っ込むのか;原始性と技術;原始性と歴史;「満足しきったお坊ちゃん」の時代;「専門主義」の野蛮;最大の危険物としての国家)
第2部 世界を支配しているのは誰か(世界を支配しているのは誰か;真の問題に辿り着く)
イギリス人のためのエピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

ベイス

57
巻頭の「フランス人のためのプロローグ」が難解でつまずきかけたが、本論はおそらく著者が「大衆」にも届けるため平易な文章で書いたのだろう、読み進めることができた。印象的だったのは共産主義もファシズムもそれまでの歴史の学びをなんら引き継いでいないため、世界を束ねるような支配的思想にはなり得ない、という指摘。「歴史を内部に備えもっていない」という主張は力強く、新しい視点を与えてくれた。全体的に「自由主義」を理想化しすぎの感もあるが、大衆に何より足りないのが「歴史的知識」という指摘は、歴史を学ぶ意欲を高めてくれる。2021/02/25

molysk

54
人間には二種類ある。自ら使命を見出し果たしていく高貴な少数と、そのような使命などないと考える平均的な大衆と。十九世紀に発展した民主主義と技術が生み出し、二十世紀初頭には大量に出現した大衆。彼らは、みんなと同じであることに満足し、繁栄をもたらした過去への尊敬も、優れた人々への敬意も持たない、社会を導くに値しない存在、と筆者は断ずる。科学者などの専門家も、自らの専門外に無関心であれば、大衆に他ならない。現在においても、ますますその勢力を伸ばしている大衆。その一員でないと言い切れる人は、どれだけいるのだろうか。2021/01/03

獺祭魚の食客@鯨鯢

48
 新訳の著者佐々木孝は、故西部邁氏は「大衆」について「高みから見下ろすオルテガの貴族主義的な視点で自論を展開している」と批判している。  「文明」の恩恵に浴しながら「それを可能にしたもの」を認識しない。即ち肉食獣の「食べられる獣」から「共働」することにより食物連鎖の頂点に立てたことを忘れているというのである。  いま分断された人間はまたコロナという「猛獣」の餌食に逆戻りした。  左翼から「転向」し右翼の論客となった西部氏は、最後まで生身の人間に寄り添わなかったことがアイデンティティの分裂を招いた。

月六

41
「大衆の反逆」という題は、ミスリードな想像をかき立てる。原題も「Rebelion」とあるようだから、誤訳ではないが■技術と自由主義によって、大衆は「力」を得た――著者は、その足元に空洞があると言う■人々は自らの「凡俗」さを誇り、権利を声高に叫ぶ。義務を顧みず、歴史の積み重ねも理解しない。勝手な議論を交わし、それが「世論」だと息巻く……。「満足したお坊ちゃま」という表現が、痛烈に響いてくる■良い古典は、ふるびない。1920年代の本に書かれた問題は、第2次大戦や冷戦、IT革命を越え、いまを生きる大衆にも届く。2021/03/23

壱萬弐仟縁冊

39
コロナで本屋から買うしかない先月購入した一冊。真にものを言うということは、何者かが何者かに向かって何かを言うことなのだ(12頁)。意志の一致は、社会の存在、共存する人びとの存在を前提としている。現代の最大の不幸の一つは、西欧人が現在の深刻な社会紛争に遭遇した際に、社会とは何か、集団、個人、習慣、法律、正義、革命とは何かに関して極めて馬鹿げた古くさい概念しか持ち合わせてこなかったこと(19頁)。歴史は人間の現実である。他に現実はない(31頁)。2020/05/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15557283

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社トリスタ」にご確認ください。