内容説明
グラウンドエフェクト、ターボが登場し、富士での初めてのF1開催があった。ニュルブルクリングの炎の中から、不死鳥のように復活したラウダが覇権を振るい、ハントら’70年代のヒーローが去り、ビルヌーブ、プロスト、マンセルがデビューする’70年代後半、F1がすさまじい勢いで変化しようとしていたこの5年間を1冊で読むF1全史第3集。キーワードは富士・グラウンドエフェクト・ラウダ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カワセミ440
3
図書館でこの本を見つけた。出たころは全巻買おうか、なんて思ってたんだけど・・ロン・ハワードの『RUSH』を見たのは去年だった。当時のF1は面白かった。のどかな良い時代だったんだろうな。でも、ドライバーは結構事故死してるけどね。執筆者の林信次さん独特な言い回しが、下位に沈んでるチームやドライバーに対する愛溢れる解説が面白い。これを面白い、なんて思う人間は日本に何人いるんだろう?何部売れたんだろう?なんて考えながら読んじゃった。F1やレースに興味があるなら林さんの『時にはオポジットロック』もお勧めです。2015/03/02