出版社内容情報
「国民(ナシオン)」は歴史的・法的・言語的にどのように構成されているのか? フランス民族学の創始者モースが、社会主義者としての立場から、第一次世界大戦とロシア革命を経た世界における「国民」のあり方と「間国民性」の可能性を探る。
内容説明
フランス民族学の創始者マルセル・モース。そのもう一つの顔は、社会主義の実現を目指した活動家であり、思想家であった。第一次世界大戦とロシア革命を体験した世界は、どのような社会に向かうべきか?文明・法・経済・言語・心性など「国民」を構成する全体を吟味し、「国民」のあり方と「間国民性」の可能性を探る。
目次
ボリシェヴィズムの社会学的評価
国民論
文明―要素と形態