岩波文庫<br> 世論 〈下〉

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岩波文庫
世論 〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003422229
  • NDC分類 361.47
  • Cコード C0136

出版社内容情報

リップマンが『世論』を書いた動機は,第一次大戦後の混乱の原因究明にあった(一九二二年刊).にも拘らず我々がこの書を手にすると,あたかも現在を分析し警告を発しているかのような切迫感を覚える.それは,大衆心理がいかに形成されるかを出発点として,人間と環境の基本的な関係を,イメージの概念から明晰に解いているからだ.

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりお

34
私達が得ている情報は選ばれ、与えられている。改めて言われると確かにそうだ。後は与えられた此方側がどうすべきか。楽をするなら鵜呑みにしたい、無視したいが、やはりそれでは得たことにはならない。2017/03/03

cockroach's garten

28
上巻は大衆の心理形成、つまり如何にして”ステレオタイプ”は出来上がっていくのかであった。下巻に入ってついに政治が絡んでくる。読み解くのは容易ではない。それはリップマンが語るテーマがあまりにも複雑なのだと思う。ただ、一つ分かったことと言えば、”ステレオタイプ”という考え方は一度染みついてしまうと中々それ自体を否定することは困難だし、安易に同調者若しくはその考えの先導者に盲従しやすくなること、そうして反対者を憎らしく思う。そうしたことを防ぐためにも私達は多くの意見を取り入れ、よく吟味しなければならないと感じた2019/12/30

ベイス

20
作者が「救いの手が必要」と皮肉った、ある社説。(以下要約)「クリスマスになると神の教えが心によみがえり、神の御許にある人を想うとこの世もそれほど悪くはないように見える。国は赤の宣伝で蜂の巣のように穴だらけ。でも自由の精神は燃え続ける」。この文章の何が問題なのか。本書を読めば、その答えがわかる。タイトルは「世論」だが、扱っているテーマはもっと広い。アメリカ政治史の知識がないと理解できない部分も多かったが、どうすれば私たちは偏見を持たないでいられるかなど、現代にも通じる示唆に富む内容だった。2020/05/07

RED FOX

12
「世論はつまり『ステレオタイプ』によって初めから『汚染されている』」新聞業のしんどさを知る。異なる意見の戦わせ方とは。アメリカの政治史、難しい。2022/12/27

日の光と暁の藍

12
下巻は民主主義、新聞、ジャーナリズムに対する洞察が素晴らしい。リップマンは繰り返し述べる。自分がよく知っている環境と目の届かない世界には大きな隔たりがある、と。それを架け橋すると考えられているのは新聞報道やジャーナリズムである。しかし、「ニュースと真実とは同一物ではなく、はっきりと区別されなければならない」(P214)。ニュースは広大な真実から拾い上げられたものにすぎないのだ。リップマンは人間の限界、民主主義の限界をしっかりと見極め、かつその限界を克服する方法を模索した現実主義者かつ理想主義者であった。2020/12/06

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