岩波文庫
アメリカ先住民のすまい

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  • サイズ 文庫判/ページ数 421,/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784003420430
  • NDC分類 389.5
  • Cコード C0136

出版社内容情報

北米東岸のイロクォイ諸部族からニューメキシコを経て中米のマヤ,南米のインカまで南北アメリカ先住民の住居と住生活を復元・記述し,その特質は数家族を収容する共同体住居にあると指摘する.『古代社会』の続篇に当るこのモーガン(一八一八‐八一)最後の著書は,文化人類学の古典であると共に空間近接学の先駆けをなす.図版多数.

内容説明

北米東岸のイロクォイ諸部族からニューメキシコを経て中米のマヤ、南米のインカまで南北アメリカ先住民の住居と住生活を復元・記述し、その特質は数家族を収容する共同体住居にあると指摘する。『古代社会』の続篇にあたるこのモーガン(1818‐81)最後の著書は、文化人類学の古典であるとともに空間近接学の先駆けをなす。図版多数。

目次

第1章 アメリカ・インディアンの社会と政治
第2章 歓待のしきたりとその実践
第3章 生活共同体
第4章 土地と食物の慣行
第5章 ニューメキシコ以北のインディアンの住居
第6章 ニューメキシコの定住インディアンの住居
第7章 サン・フアン水系の定住インディアンの住居遺跡
第8章 サン・フアン水系の定住インディアンの住居遺跡(続)
第9章 ユカタン半島と中央アメリカの定住インディアンの住居遺跡

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

lily

23
『ピダハン』が面白過ぎた記憶から先住民の暮らしや精神生活に期待したのに、タイトル通りの狭義の住まいのことで石ころの話が多くて、やっと読みきってホッとしてる。遺跡や建造物に興味ある人なら楽しめるだろうけれど、躍動感あるものに美を見いだしたい私は、人間の話をもっとしてくれと内心叫んでいた。そうは言ってもみんなで仲良く、共同生活をし、食べ物も分け合って、歓待の精神を当たり前とした文化であったことは、何かを失う心配もなく、未来への不安なんてなかっただろうなと想像できたことは収穫だった。2019/06/23

逆丸カツハ

12
失われた文化を考えると悲しい思いになる。2024/03/17

ymazda1

2
上田篤さんの監修ということで、その昔、読んでみた本だけど、インディアンはみんな三角形の小さな家に住んでたみたく思ってた自分にとって、北米にコロンブス以前の住居遺跡が存在しているというのは不思議だったし、いま調べてみると、けっこう世界遺産になったりしてるのか。。。しかも、西部劇の時代にこういうことを調べてた人がいたっていうのも、ちょっと驚いた。

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