出版社内容情報
アメリカ・インディアンの生活を研究することによって,古代の状態を明らかにし,併せて未開社会と文明社会とを比較して人類発展のあとを解明した文化人類学上の労作.エンゲルスが,本書を基礎として『家族・私有財産・国家の起源』を書き,母系制氏族社会を科学的法則的に究めようとしたことはあまりにも有名である.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mstr_kk
6
下巻もとにかくしつこかったです。話題と時代で章が分けられてはいますが、内容はかなり行ったり来たりで、正直なところ、もっと読みやすく書くことは可能だったのではないかと思います。それぞれの論にはわりと説得力を感じますし、著者の誠実さというか、政治的な正しさみたいなものも、それなりに認めるべきだと思いました。しかし、現代の人類学からするとモルガンの主張は間違っているそうで、どこがどのように間違っているのか調べることまで必要になって、現代の読者としてはけっこう大変です。2015/05/19
逆丸カツハ
5
流し読み。2024/03/12
YY
1
いよいよ本命の家族。よく知られた乱婚制を最初に置く発展を述べる。今となっては鵜呑みにできないから要注意。2014/09/11
つちのこ
0
岩波文庫版1977年7刷。下巻。同年読了。
-
- 和書
- 般若心経 <CD>