岩波文庫<br> 婦人論 〈下巻〉 (改版)

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岩波文庫
婦人論 〈下巻〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003413227
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0100

出版社内容情報

本書はベーベルが社会主義者としての学問的努力をすべてここに集中したといわれる『婦人と社会主義』の完訳である.一八七九年,「社会主義鎮圧令」下のドイツで秘密出版されるや,忽ち二十数版を重ね,いまでは婦人論の古典的名著として,また社会主義の入門書として,十数か国で訳され,世界中にその読者をもっている.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

10
恐慌原因を探る箇所では、市民社会には生産全体を調節する力は一つもない、と指摘される(51頁)。今も新自由主義、市場原理主義で社会原理なくして調節もままならない。本質は変わっていないようだ。都市と田舎との対立(77頁~、消滅は172頁~)。トルストイは、1日8時間以上の労働を禁じた(122頁)。生産性、集中力だろうな、労働も。人口の分散で、都市と田舎は対立しなくなる(173頁)。今の都市農村交流の原点が、本書にも指摘されているとは、時代の先端だったのだろう。208頁では現代の菜食主義の指摘。 2013/08/09

魔魔男爵

3
名文引用:「ショーペンハウエルに関しては、彼は哲学者として、女子を単なる性的存在とのみ認めて、社会的存在としては認めない今日の大多数の人類学者や医師と同じように偏頗な婦人観を抱いているものだということをいっておかねばならぬ」:ションベンシャワー(文月今日子説)はディスられるが、カントはもちろん誉めてます。カントのみが普通の哲学者の中で21世紀にも意味ある存在だね。部分的には名文はあるが、全体として統計データ(各国職種別女性率等)の羅列と解釈が細かすぎてウンザリする。フェミニズムはマンセーしているが、同性愛2017/07/26

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