出版社内容情報
ナチスの桂冠法学者として知られるカール・シュミットが、自由主義に対する批判的分析を初めて本格的に行った著作。1923年刊。
内容説明
やがてナチスの桂冠法学者となるカール・シュミット(1888‐1985)が、自由主義に対する体系的批判を行なった初の著作。不安定なワイマール体制への幻滅から、議会主義の精神史的な基礎は過去のものになったとし、議会主義と民主主義の連関を切断する。独裁理論を考察し、ドイツの新しい政体を暗示した問題作。1923年刊。
目次
現代議会主義の精神史的状況―一九二三年(民主主義と議会主義;議会主義の諸原理;マルクス主義の思考における独裁;直接的暴力行使の非合理主義理論)
議会主義と現代の大衆民主主義との対立―一九二六年(議会主義;民主主義)
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