出版社内容情報
第二次大戦下の1942年、ザ・タイムズ紙勤務時代のE. H. カーが戦後を見据えて発表した秩序構想。進行中の破局が19世紀秩序に根をもつとして、そこからの決別を唱え、20世紀的な現実に合わせた政治・経済・国際関係の変革の道筋を示す。ユートピア的思考が結晶化した本書によって、『危機の二十年』は乗り越えられた。
内容説明
第二次世界大戦の真っ只中の1942年、ザ・タイムズ紙に勤務するE.H.カーが戦後を見据えて発表した秩序構想。破局の根本原因が19世紀秩序への執着にあるとして、そこからの決別を唱え、20世紀的な現実に合わせた政治・経済・国際関係の変革の道筋を示す。ユートピア思考を結晶化した本書は、『危機の二十年』を超える地平を開いた。
目次
序章
第一部 根本的諸問題(戦争と革命;民主主義の危機;集団的自己決定の危機;経済的危機;道徳の危機)
第二部 政策的構想案(イギリス本国;イギリスと世界;イギリスとヨーロッパ;イギリスとドイツ;新しいヨーロッパ)