岩波文庫<br> アメリカのデモクラシー〈第2巻(上)〉

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岩波文庫
アメリカのデモクラシー〈第2巻(上)〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p
  • 商品コード 9784003400944
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C0131

出版社内容情報

第1巻(1835年)でアメリカのデモクラシーの形成過程とその政治制度の運用について分析を行った著者は,第2巻(1840年)では,デモクラシーが人々の知的活動,感情,道徳などに及ぼす影響について考察する.(全4冊)

■「序言」より

 アメリカ人はある社会状態を有し,それが彼らに一定の法律,一定の政治的習俗を自然に提示した.
 この社会状態はまた,彼らの間に,ヨーロッパの古い貴族社会に見られぬ一群の感情と意見を生ぜしめた.その社会状態はそれまで存在していた諸関係を破壊もしくは修正し,新たな諸関係をうち立てた.市民社会の様相も政治の世界の姿に劣らず変化した.
 私は五年前に刊行した著作で第一の主題をアメリカのデモクラシーに関して扱った.第二の主題が本書の対象である.この二つの部分は相補って単一の作品をなすものである.

内容説明

第一巻(一八三五年)でアメリカのデモクラシーの形成過程とその政治制度の運用について精緻な分析を行ったトクヴィルは、五年後に刊行した第二巻では、デモクラシーが人々の知的運動、感情、道徳などに及ぼした影響について考察する。

目次

第1部 デモクラシーが合衆国における知的運動に及ぼす影響(アメリカ人の哲学、その方法について;民主的諸国民における信仰の主要な源泉について;アメリカ人はなぜ彼らの父祖であるイギリス人より一般観念に適応し、これを好むのか;アメリカ人が政治における一般観念にフランス人ほど熱中したことがかつてないのはなぜか ほか)
第2部 デモクラシーがアメリカ人の感情に及ぼす影響(民主的諸国民が自由より平等に一層熱烈で一層持続的な愛着を示すのはなぜか;民主国における個人主義について;個人主義が他の時代以上に民主革命の後に著しいのはどうしてか;アメリカ人は自由の諸制度によってどのように個人主義と闘っているか ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

127
第2巻はデモクラシーがアメリカの人々に与えた影響についていくつかの観点から論じています。この上巻では知的運動に及ぼす影響と感情に及ぼす影響について述べられています。どちらかというとアメリカ人についての分析というような感じです。むかし外国人が日本人について論じたと同じような観点から分析されています。2016/04/08

ころこ

43
5年後に書かれた第2部は章立てが細かく、バランスよくまとまっている。しかしアメリカに対する観察よりも、観念的で英米仏の比較に重心が移っているようにみえる。民主主義とは平等に基づく制度であり、権力の分散が時として政治の不安定を引き起こす。アメリカでは、なぜそのバランスが保たれているかというのを第2部で再論している。民主主義は個人を孤立させる。個人が無力になる代わりに政府を強くするのは間違いだ。個人は結社をつくり、結社が活発に活動することによって政治と権力のバランスがとれるというのが本書の最も重要な主張だ。2024/05/23

逆丸カツハ

33
アメリカのデモクラシーは唯一の正解ではないよなぁ。2024/10/05

ロビン

15
第1巻から5年後に刊行された第2巻。私は民主主義の国しか知らないが、トクヴィルは貴族社会についても知っているので、彼の比較・分析は貴重であるとしみじみ。民主主義社会の主権者は階級制の社会より多忙であり、自分で様々なことを判断しなくてはならないので実用的学問を愛し、多数の一般観念を判断の参考にする傾向があるとの指摘はまさにその通りと思った。ただ、芸術や哲学、詩については本書の発刊(1840年)時はホイットマンやエマソンの登場前であるが、トクヴィルの予言は当たっていない。トクヴィルは詩的な頭脳ではないと思う。2025/04/28

しんすけ

14
第一巻から5年を経た1840年、トクヴィル35歳の作品である。トクヴィルが53歳で亡くなったことを鑑みれば晩年期寸前の作品と云っても差し支えない。そういった意味で大成したものすら感じるのである。 第一巻がデータ羅列の報告書の様な表現が多かったのに比し第二巻の叙述は、抽象化されて論理的で読みやすいものになっている。第一巻は第二巻のプロトタイプでないかとふと想うことがある。時折り大勢し過ぎている感も感じるのは、凡人のぼくから観ると何か急いで結論を書き込んでいるような気分に陥らせるからである。2020/02/06

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