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岩波文庫
イエス伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 403p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003381014
  • NDC分類 192.8
  • Cコード C0123

出版社内容情報

本書は1863年に出版され,たちまち各国語に翻訳され,客間も新聞も,作家も労働者も論議の渦中にまきこまれた.正統派はルナン(1823‐1892)を悪魔,ユダ,偽善者と罵り,出版後3カ月にして,攻撃の書が三百数十種にのぼった.それほど異常なキリスト伝であり,伝説と信仰的暗幕を取り払った「比類なき人間」としてイエスを再現せしめた.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

6
旧字体。「民衆の歴史は、勿体振った官製の歴史よりも増しである」(47頁)。イエスは、平民の階級から出て、イエスの両親も中位の身分(75頁)。富裕層の出身ではないということである。イエスの師匠ヒッレルは、貧乏に耐え、柔和な性格で、偽善者には反対し、イエスの独創性を導いたという(83-84頁)のは知らなかった。評者はキリスト教徒ではないので。悔い改めない偽善者には、本書を読んでもらいたいが、いつかは、天罰が下るのではないかと思える。2013/03/28

singoito2

3
図書館から借りてきました。全面、旧かな旧漢字なのは1941年第1刷、98年31刷だから。印刷原板を戦火から守った無名の文化功労者に敬服。内容的には1863年公刊のイエスの伝記で今日的にはフィクションとして読むべきだけれど、パレスチナの自然の魅力的な描写など文学としての価値は高いと思う。2021/09/23

pyidesu

1
やーっと読み終えた。要は立ち位置が半端だからニーチェの標的になったんだろうかという結論。次はキリスト教成立史だ。2023/02/04

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