出版社内容情報
永遠の教示に富む偉大な歴史哲学の書『神の国』全二二巻.その最後の,そうして最も重要な主題が本冊所収の一九~二二巻でとりあげられる.主題とは「神の国」と「この世の国」という二つの国の相異なった目的と終極であり,神の愛に根ざした静穏な秩序と平和の共同体の理念が描き出されるのである.事項索引を付した.
内容説明
永遠の教示に富む偉大な歴史哲学の書『神の国』全22巻。その最後の、そうして最も重要な主題が本冊所収の19~22巻でとりあげられる。主題とは「神の国」と「この世の国」という2つの国の相異なった目的と終極であり、神の愛に根ざした静穏な秩序と平和の共同体の理念が描き出されるのである。事項索引を付した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫またぎ
8
食わず嫌いでずっと読んでいなかった本にやっと目を通す(いつものごとく読んだとは言い難い)。予想外の内容も多くそれだけでも収穫か。2023/10/31
koshia
1
「神の国」は、ローマ帝国後期のキリスト教神学者であるアウグスティヌスの著作である。 全二十二巻からなる本著はおもに二部から構成されており、第一部(一巻~十巻)では当時キリスト教を非難していたローマ帝国(多神教)への反駁が、第二部(十一巻~二十二巻)では聖書の比喩的解釈に基づき神の国と地の国の起源やその終局が述べられている。2021/06/30
シンドバッド
1
途中でやめることなく、少し時間はかかったものの全5冊を 『読み終えた。』というのが偽らざる感想。アウグスティヌスの告白よりもはるかに、力を要した。2012/12/13