出版社内容情報
著者が好んで用いた箴言の形でなく,論文の体裁で書かれた著作で,ニーチェの思想の構造,殊にその道徳批判およびこれに連関する独自の価値思想の理論的な筋道を捉えるのに最も役立つものである.「善と悪・よいとわるい」,「負い目・良心の疾しさ・その他」,「禁欲主義的理想は何を意味するか」の三編から成る.
内容説明
ニーチェの思想の構造、とりわけその道徳批判およびこれに関連する独自の価値思想の理論的な筋道をとらえるのに最も役立つ一書。ニーチェ自身、自分の思想の世界に分け入ろうとする人びとに本書と『善悪の彼岸』の2つの著書から始めるようにと勧めている。「善と悪・よいとわるい」「負い目・良心の疚しさ・その他」など3篇から成る。
目次
第1論文 「善と悪」・「よいとわるい」
第2論文 「負い目」・「良心の疚しさ」・その他
第3論文 禁欲主義的理想は何を意味するか
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