岩波文庫<br> 自殺について 他四篇 (改版)

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岩波文庫
自殺について 他四篇 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 112p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003363218
  • NDC分類 134.6
  • Cコード C0110

出版社内容情報

ショウペンハウエル(一七八八―一八六〇)の主著『意志と表象としての世界』以上に愛読された『付録と補遺』の中から,自殺に関する論稿五篇を収める.人生とは「裏切られた希望,挫折させられた目論見,それと気づいたときにはもう遅すぎる過ちの連続にほかならない」など,透徹した洞察が,易しく味わい深く書かれている.

内容説明

ショウペンハウエル(1788‐1860)の主著『意志と表象としての世界』以上に愛読された『付録と補遺』の中から、自殺に関する論稿5篇を収める。人生とは「裏切られた希望、挫折させられた目論見、それと気づいたときにはもう遅すぎる過ちの連続にほかならない」など、透徹した洞察が、易しく味わい深く書かれている。

目次

我々の真実の本質は死によって破壊せられえないものであるという教説によせて
現存在の虚無性に関する教説によせる補遺
世界の苦悩に関する教説によせる補遺
自殺について
生きんとする意志の肯定と否定に関する教説によせる補遺

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナマアタタカイカタタタキキ

55
え?この版は何故こんなに沢山の人に読まれてるのですか?皆してこんな滅茶苦茶なものでもスラスラ読めるのですか?読みづらいったらありゃしない…自分の読解力に自信が失くなった。しかも、表題についてが主な内容かというと、そうでもない。…自殺や人生を大いに否定していながらも、同時に肯定もしている。生きようとする意志に対して、自殺とはその意志を強烈に肯定すること。意識している表象の世界は単なる個人の妄想に過ぎず、苦しかったり、そうでなければ退屈だったりと、人生とはそもそもそのようなものらしい。…多分半分は誤解してる。2020/04/05

テトラ

40
自殺についての章は案外こじんまりと纏められているといった印象。キリスト教の視点からの思考に慣れてしまえば割と腑に落ちる内容だろうと思う。ショーペンハウアーは少し毒舌なのかなと思わせられる文言も散見される。意志と表象としての世界も読んでみたい。2016/05/21

ちさと

37
哲学小論集の中の数編から成る、生と死について洞察した本。著者は「生涯は時間の中にありながら、個の不滅性は永遠のうちにあり… 個人生活の終末を損失などと考えるべきではない」という仏教に近い再生の教理を説いています。さて、自殺については客観的にその妥当性を擁護しつつ、自殺を犯罪と考える教会批判の印象が強い。自殺は避けるべき行為であるという前提の現在社会の営みと、人に迷惑をかけないなら自分のことは自分で決めて良いという規範の間で葛藤する「自殺について」。うんうん考えさせられるテーマでした。2018/11/08

イプシロン

31
(再読)ショウペンハウエルの主著『意志と表象としての世界』は未読だが、そこで語られている哲学の内容を、自分なりに理解しての再読だったので、今回は著者の言わんとしていることがよくわかった。主著に対する『注釈と補遺』というタイトルの随筆だと思えば、わりと親しみやすいといえるか。表題の『自殺について』は、否定も肯定もしていないというのが著者の思想だろう。なぜならば、すべての事象の根底に生きんとする「意思」があると知覚できるなら、その対極には生きんとしない意思があると知覚はできなくとも推察できるからだ。2018/10/22

たつや

31
相当、薄い本ですが内容は濃い哲学本。初読みの作者です。人はなぜ自殺するんだろう?せっかく、この世に生まれてきたのに、自分でその命を絶つ行為にずっと、疑問を感じています、そんなこともあり、手に取りましたが、難しいですね・・・。宗教によっても、重罪になっているらしい自殺、中には「そういう理由なら仕方ないね可哀想に」と、同情することもありますが、やはり、頑張って生きて欲しい。生きんとする意志の肯定と否定~ギリシャ人とインド人の倫理には著しい対立があるそうだ。結局、旧約と新約との関係、とあるので、全ては聖書に通じ2016/06/12

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