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岩波文庫
改訳回想のセザンヌ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 94p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003355817
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0171

出版社内容情報

画家でありまた美術批評家でもある著者(1868‐1947)のセザンヌ訪問記.彼こそ当時,敵意,嫉妬,無視の中にあったセザンヌを,熱心に研究し,その真価をみつめていたきわめて少数のひとりであった.セザンヌはこの初対面の訪問客に,芸術の奥義を語り,また人生への不満を訴える.――偉大なる芸術家の人間的一面や,そのプロフィールを窺わせて興味深い.解説=レオン・ヴェルト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

12
旧字体。「書聖と謳われる程の人々は皆独創的で、独創の人にとっては個性的になればなるだけそれだけ完全に近づく訳である」(23頁)。パレットの上の白以外に4種類の絵の具しか並べていなかった。クロォム黄、朱、ウルトラメェル青、紅色、白という限定されたもの。だが、天才は道具のせいにはしないと思える。制約されたもののなかで最高の技を駆使するのであろう。「藝術家は輿論を蔑視せねばならぬ」(59頁)。世間とは一線を画すべきだ。そうでないと、独創的なものは創造できない。評判ばかりを気にしていてはできない。2013/12/19

邪馬台国

3
旧字体ですが、大体推測して読めたので問題なし。セザンヌが近所の子どもに石を投げられる件が妙に印象に残ってしまいました。どうしても作品と歴史的評価から巨匠として奉って認識しがちだけれど、この本を読んで不器用で偏屈ながら愛すべき1人の人間の面を垣間見ることができました。2020/08/04

lilysX

1
老画家の目を通した世界はどんなに美しかったのだろう2014/10/31

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