出版社内容情報
幕末の尊攘派の志士清河八郎は山形庄内の素封家の生まれで俊秀の儒学者.安政二年の半年間,母を連れて善光寺から名古屋に出て,伊勢参りを果たし,さらに関西,四国,中国を回り,江戸を経由して帰るという大旅行をする.本書は,旅の宿で毎夜欠かさず記した旅日記で,当時の旅の実際,各地の風俗を細かに綴って極めて興味深い.
幕末の尊攘派の志士清河八郎は山形庄内の素封家の生まれで俊秀の儒学者.安政二年の半年間,母を連れて善光寺から名古屋に出て,伊勢参りを果たし,さらに関西,四国,中国を回り,江戸を経由して帰るという大旅行をする.本書は,旅の宿で毎夜欠かさず記した旅日記で,当時の旅の実際,各地の風俗を細かに綴って極めて興味深い.