出版社内容情報
江戸初期の高僧で,禅と武道の極意を結びつけた「不動智神妙録」等の著書でも知られる沢菴和尚(1573‐1645)には,折にふれて人びとに与えた書簡が数多く残っており,そのいずれもが,平常の用事を足す手紙でありながら,尽きぬ味わいと巧まざる教化薫陶の力を持っている.ここにその100通を選び書簡を通じて沢菴の人となりと心を探ろうとする.
江戸初期の高僧で,禅と武道の極意を結びつけた「不動智神妙録」等の著書でも知られる沢菴和尚(1573‐1645)には,折にふれて人びとに与えた書簡が数多く残っており,そのいずれもが,平常の用事を足す手紙でありながら,尽きぬ味わいと巧まざる教化薫陶の力を持っている.ここにその100通を選び書簡を通じて沢菴の人となりと心を探ろうとする.