内容説明
身体社会学は、結局のところ「セクシャリティの抑制、とくに家父長権‐父権を行使する男性による女性のセクシャリティの抑制」である。『社会学中辞典』の編著者の一人である著者は本書で、広範囲な知識を駆使して身体と社会、文化とのかかわり、つまり身体社会学の方向を探っている。
目次
序章 身体の逆説
第1章 欲望の様式
第2章 社会学と身体
第3章 身体と宗教
第4章 身体の秩序
第5章 家父長制―エヴァの身体
第6章 家父長制から男制社会(パトリズム)へ
第7章 規律
第8章 身体の管理
第9章 疾患と障害
第10章 差異の存在論