出版社内容情報
「サンユッタ・ニカーヤ」とは「主題ごとに整理された教えの集成」の意味で五集より成る.第一集は「詩句をともなった集」と名づけられ,『ブッダのことば(スッタニパータ)』と並ぶ貴重な原始仏典である.本文庫はその第一―三篇,ブッダが神々らと交す言葉を詩の形で記した章をまとめたもの.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
rigmarole
20
印象度B。7年前に読み始めて最初の方で挫折し、再び初めから読み直して約3か月かけて読了。似た内容の文章が脈絡なく並んでいます。情報量という意味では、200ページ余りの本文の分量に比して少なく感じるでしょう。更に、一つの節の中でも同じ言葉が繰り返されるので、やはり情報を求めるつもりで読んでいると、うんざりしてくるかもしれません。しかしこれは経典です。この繰り返しこそが呪術的な力を持っているのでしょう。内容の観点では、世俗的な徳、現世の功徳も強調していることが、その後の仏教、特に禅との比較で興味深いです。2021/12/03
沙羅双樹
14
仏陀と神々の対話における「神々」は友と呼ばれる。そこに上下関係はない。キリスト教との異なる点のひとつ。特に目を引いた部分から引用。 「他人から謗られないようにびくびくしている人を、人々は称賛する。その点については勇敢大胆な人を称賛しない。善き人々は、恐れ慎んでいるので、悪をなさない」 仏陀はとてもかっこいい。2020/06/17
roughfractus02
9
本書は、パーリ語教典の経蔵にある主題ごとに分類した5部の相応部(サンユッタ・ニーカヤ)の第一部サガータ・ヴァッガ(有偈篇:有偈=詩文)の11相応の前半3篇(神々、神の子、コーサラ王)との対話を収める。神々とはバラモン教以前からある民間信仰の人間より優れた自然の神々を指す。神々は人間とは?と問い、ブッダは死すべきものと答える。神々には輪廻転生の世界で死すべき人間が善行を行うべき理由を韻文詩的に語り、人間の王との対話では人間の善行から輪廻転生世界を散文詩的に語る。ブッダが行なったという対処説法が垣間見られる。2026/01/15
はちめ
6
繰り返しの表現と解説を除けば小冊子に収まるくらいの分量。内容的には素朴な表現と一定整理された表現(八正道など)が混在する。でもいったいなぜ「神々との対話」なんだろうか。出家者やバラモンとの対話では不十分な何かがあるのだろうか。まあ、続けて「悪魔との対話」を読んで考えよう。☆☆☆☆2018/07/24
randa
5
神様の微妙な間違いを正すブッダが痛快。例えが秀逸な印象。火事の家から器財を持ち出したその器財は有用だという例を出して、「人に与えることによって運び出せ。」布施をそんな風に考えることができるかあと関心した。2017/09/01
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