出版社内容情報
明治の元勲・実業家や友人・家族にあてた福沢諭吉の手紙118通を収録.「I原点」「II慶應義塾」「III理財と実業」「IV民権と国権」「V人間交際」「VI家庭と日常」の6部構成として,希有な思想家福沢の人間像を浮彫りにする.
内容説明
伊藤博文・岩崎弥之助ら明治の政治家・実業家や友人家族にあてた福沢諭吉の手紙一一八通を収録。「原点」「慶応義塾」「理財と実業」「民権と国権」「人間交際」「家庭と日常」と主題別に六部構成として、思想家福沢の人間像を浮彫りにする。
目次
1 原点
2 慶応義塾―理念と経営
3 理財と実業
4 民権と国権―ことばを武器として
5 人間交際
6 家庭と日常
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有坂汀
5
本書は慶応義塾の創設者であり、思想家・教育者の福沢諭吉による手紙八通を収録したものが本書になります。福沢本人が時の総理であり、明治維新の元勲の一人であった伊藤博文。あるいは三菱の創業者・岩崎弥太郎の弟に当たる岩崎弥之助ら明治の政治家・実業家。あるいは自らの友人、家族に宛てた手紙をそれぞれ「原点」「慶応義塾」「理財と実業」「民権と国権」「人間交際」「家庭と日常」と6部構成に編集して収録したものです。現在はあまり手にすることはありませんが、自らの背筋を正したい時にときどきページをめくってみたいと考えています。2024/12/26