岩波文庫<br> 語意/書意

岩波文庫
語意/書意

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  • サイズ 文庫判/ページ数 100p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003303719
  • NDC分類 121.52
  • Cコード C0300

出版社内容情報

賀茂真淵(1697‐1769)の国学の代表的著作「五意考」中の2篇.「語意」は五十音を中心とした国語観と,五十音による語義理解の方法を述べ,「書意」は日本書紀を中心に古代研究の方法を説いた書.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

14
五十音を中心とした国語論を述べた「語意」と、記紀を中心とした古代研究の方法を説く「書意」。今度帰省した時に賀茂真淵記念館へ行ってみたい。2015/02/19

壱萬参仟縁

8
旧字体。解説によると、「荷田春満から受けた学問を発展させて本居宣長に渡した賀茂真淵の位置の重要さ」(69頁)。珍しくも、脚注ではなく、上注の形式。点ばかりで丸がない。文法書のような活用表のようなものも垣間見れる。「十二月を志波須(シハス)といふは、登志波都留(トシハツル)月の上下を畧き、波(ハ)は本の如し、都(ツ)と須(ス)を通はしいへり(云々46頁)とある。師走ではないのだ。2013/12/24

Nemorální lid

5
賀茂真淵は先験的な国語観を抱いていた。故に日本語を統率する五十音こそを聖なるものとし、神聖化した。『これの日いづる国はいつらのこえのまにまに言をなして、よろづの事をくち豆から言い伝えるくに也』(p.9)とは、日本語の言語作用を歴史的ではなく本義的なものとして看做したことの象徴とも言える文である。更に無理に五段活用に当てはめるなど正当性は失われてるが、五十音の活用の図を用いたのは興味深い。古代の人々の精神を言葉から読み取ろうとする著者の想いが本居宣長や平田篤胤などに受け継がれたのは、彼の先見性にあるだろう。2018/08/25

産廃屋

1
これが突き抜けると、篤胤の神代文字研究になったりするんだろうなあw2010/01/27

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