出版社内容情報
焦土と化した戦後ポーランドの混沌とした状況を4日間の出来事に凝縮した長篇小説(1946).政権側要人の暗殺命令を一人で引きうけて射殺される一青年の悲劇を中心に,社会各層の混乱と矛盾が鮮やかに描きだされる.作者(1909-83)が脚本に参加したワイダの同名の映画の原作.題名はポーランドの詩人ノルヴィッドの詩の一節による.
内容説明
その三日後の5月8日、テロ団の一員マーチェクは、党の大物シチューカの暗殺を決行するが、街頭で保安隊のパトロールに出会い、射殺された。この日は、ドイツ軍司令部代表が無条件降伏の正式文書に調印した日であった…。ワイダの同名の映画の原作。
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- 和書
- 医学のひよこ 角川文庫