岩波文庫<br> ダイヤモンド広場マルセー・ルドゥレダ作

個数:

岩波文庫
ダイヤモンド広場マルセー・ルドゥレダ作

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年06月30日 02時04分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 290p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003273913
  • NDC分類 959.93
  • Cコード C0197

内容説明

三十以上の言語に翻訳されている、世界的名作。現代カタルーニャ文学の至宝と言われる。スペイン内戦の混乱に翻弄されるひとりの女性の愛のゆくえを、散文詩のような美しい文体で綴る。「『ダイヤモンド広場』は、私の意見では、内戦後にスペインで出版された最も美しい小説である」(G.ガルシア=マルケス)。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(C17H26O4)

86
読むほどに苦しくなるのにすごく好きだ。水銀のような気性のキメットとダイヤモンド広場で出会い、幸せな結婚をしたはずのナタリアの心から次第に色彩が消えていく。目に映っている街は鮮やかなのに。自由奔放なキメットに腹が立つ。それを受け入れるクルメタ(ナタリア)にも悲しくて腹が立つ。キメットが共和国側の民兵として戦線に赴いてからの貧しさは更に悲惨で、心身共に追い詰められ子供を連れて死を選ぼうとする姿はただただ辛い。スペイン内戦が背景として描かれてもいるが、これは1人の女性の人生の物語だ。ふいに差し伸べられた手に →2021/01/21

藤月はな(灯れ松明の火)

77
人生の全てはダイアモンド広場で始まった。ダイヤモンド広場でキメットに出会ったクルメタ(ナタリア)に待ち受けていたのは一筋縄ではいかない結婚生活、そしてスペイン内戦。大仰で見通しが甘いキメットとの結婚生活は読んでいると余りにも息苦しくて不快感に襲われた。特に初期に頻発する「かわいそうなマリア」という口癖には「何様のつもり?」とイライラした。しかし、ナタリアが全てを失ってから光がやっと差した気がした。彼女の側にアントニがいて本当に良かった。そして罪悪感や義務から解き放たれた彼女が始まりの場所に戻れた場面が素敵2019/11/14

ちゅんさん

49
カタルーニャ語で書かれガルシ=マルケスに“内戦後に書かれた最も美しいスペイン小説”と言わしめた作品。主人公は一見少し抜けていて流されやすいように見えるが、結末まで読むと強かさや鋭い知性を感じられる。物語自体は単純だが文体がどこか独特で美しく儚さを感じられる貴重な作品だと思う。カタルーニャ語で書かれている小説自体稀少らしいのでこの作品に出会えて本当によかった。2025/06/04

あさうみ

46
素晴らしい。美しい恋愛小説を読んだのは久しぶりな気がする。ほろ苦く煌びやかな青春、動乱の辛苦に内戦の傷、子供と心中を決意するも、悲しく尊い優しさと愛に救われる。淡々と書かれセピア色のような世界にところどころ綺麗な彩が映る物語。ガルシア=マルケス絶賛も納得。読んで良かった!2019/11/14

いの

30
「ダイヤモンド広場」というきらびやかなタイトルに魅力を感じました。歴史の知識に乏しい私は海外カタルーニャ語で書かれた小説がどれほどの重みがあるのか知りませんでした。自分たちの言葉にスペイン内戦により厳しい制限をかけられていたのです。この小説はひとりの女性の語りで物事はすすみます。境遇や環境が違っていても何故だか懐かしくそれはきっと回想をする女性を共感したい…できる自分がいるからなのでしょうか。どれだけ年齢を重ねても変わらない光と影が交差した時間。気がつけば涙が頬を濡らしていました。2020/03/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14203067
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品