岩波文庫
結婚十五の歓び (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 197p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003257111
  • NDC分類 953
  • Cコード C0198

出版社内容情報

結婚を男を獲える仕掛けにみたてて,女の性悪な所業をあげつらい,無惨な結婚の現実をユーモラスに語った中世フランスのコント集.度し難い妻,あくせくと努めるその夫のみじめな姿を描くうちに,作者は思わず溜息を漏らし,つぶやく.「この悲惨は,はたから強制されたものではないのに……」と.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

29
題名とは裏腹に、一度結婚という檻に入れば妻の尻に敷かれこき使われ挙句の果てに寝取られる男の悲喜劇。寝取られるのを楽しむかのようなマゾヒズムは、14世紀成立の本書にすでに「コキュ」を嗤う文学的伝統があったことを窺わせる。教会は12世紀に結婚を秘蹟の一つに定めたが、一組の男女が清く正しく生涯愛し合うなど迷妄でしかないと喝破する匿名(匿名でなければ教会から非難されたに違いない)の著者の姿勢は一貫して反教会、反結婚である。夫婦とそれを取り巻く人々のリアルな会話から中世フランスの庶民の生活を生き生きと伝わる。2018/04/08

伊能

2
いや独身の自分だと微妙だがいい夫とはかくあるべしという本。ビアスの「悪魔の辞典」を思い出した。2020/09/12

りんりん

2
星3つ。面白かった。ただ人のいい夫があんまり哀れで少し辛かった。2017/09/23

taiju

1
記録2024/12/06

チャカチャカりきりき

1
まあ、一方的な反女性・反結婚主義が根底にあることは否めないが、冷笑、嘲笑的な諷刺劇としてはなかなかに面白い。新倉氏も述べているが、変に気張ってない所がいいのよね。庶民文学、庶民喜劇とでも申しましょうか。2014/11/06

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