出版社内容情報
トスカーナのデッラ・ヴィッラ温泉での長逗留を経て、ローマを再訪したモンテーニュは、市長職が待ち受ける故郷へと帰路につく。異なる土地に惹かれ、日々の現実から逃れるかのような旅は、一七か月に及んだ。訳注と解説では『エセー』をふんだんに参照。家のできごとを書きつけた「家事日録」を付録として収載する。(全二冊)
【目次】
内容説明
トスカーナのデッラ・ヴィッラ温泉での長逗留を経て、ローマを再訪したモンテーニュは、市長職が待ち受ける故郷へと帰路につく。日々の現実から逃れるように出た旅は、一七か月にも及んだ。家のできごとを書きつけた「家事日録」を付録として収載。(全二冊)
目次
第二部(承前)(ローマからロレートへ;ロレートからルッカへ;デッラ・ヴィッラ温泉、最初の滞在(一))
第三部(デッラ・ヴィッラ温泉、最初の滞在(二)
デッラ・ヴィッラ温泉からフィレンツェ、ピサへ
ピサからルッカへ。デッラ・ヴィッラ温泉、二度目の滞在
ルッカから再びローマへ。二度目のローマ滞在
ローマからモン=スニ峠へ)
第四部(モン=スニ峠からモンテーニュの城館へ)
付録 モンテーニュ 家事日録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Rino Terashima
1
旅日記というか、療養のための温泉地巡り。私ものんびり巡ってみたい。2026/06/17
nekotaronetakiri
1
下巻には家族の出生・逝去・結婚など個人的な出来事を箇条書きした「家事日録」が併載され、また主著『エセー』との関連も含めて本書について論じた詳細な解説(文献目録を含む)が付されています。「生まれたときから、人は死に向かって旅路を歩むしかないのだ。でも(中略)モンテーニュの場合は、(中略)むしろあっけらかんとしているのが大きな魅力だ。」(訳者による「解説」より)2026/06/10
tokumei17794691
1
下巻はモンテーニュ自身が書いていることもあって、湯治も持病の腎臓結石に対する温泉の効用が主。そのため、16世紀当時の腎臓結石の治療法(入浴するのか、温泉を飲用するのかの別にやたらと詳しい)には貴重な史料である。ただ、「16世紀のヨーロッパの湯治記」として読んだ場合、ローマ到着までの9割方秘書が書いた上巻のほうが、湯治場の宿、風呂、食事の模様が詳しく面白かった。また、本書の性格は下巻の訳者解説を読まないとよく分からないので、上下巻同時発売すべきだった。2026/05/21




