出版社内容情報
ゲーテは芸術家として,当時圧倒的権威をもっていたニュートンの分光理論に承服できず,この大自然科学者に立ち向うため異常な努力を傾倒して彼自身の理論をつくりあげた.その裏づけのために厖大な資料から,この色彩の解釈に関する3000年の歴史を記述したものが本書である.科学史上特異な存在価値をもつもの.
内容説明
『色彩学のために』第三部の抄訳。光と色彩に関する人類三千年の経験と学説を検討、とりわけニュートン光学に対する反撃は鋭く激しい。
目次
第1篇 太古史のために
第2篇 ギリシャ人とローマ人
第3篇 中間時代
第4篇 第十六世紀
第5篇 第十七世紀
第6篇 第十八世紀
著者の告白