出版社内容情報
米国の国民的偶像として愛され,米文学の源泉とよばれるトウェイン(一八三五―一九一〇)はその語彙の豊富さによって米語の歴史にも偉大な足跡を残している.多彩な語彙と各種の方言を駆使した二百をこえる短篇は語り口の妙で人を笑わせる.出世作『跳び蛙』から表題作をふくむ短篇集『ラフィング・イット』中の数篇までを収めた初期短篇集.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
フロム
7
なにこれ?流石にこの訳し方はないやろ。まったく何がなんだか分からない。ドイヒーな一冊。薄いが読むの相当きついよ。2019/03/15
OjohmbonX
3
14編もあると全体として好きな話や、すごく格好いい瞬間的な動作や言い回しがあって挙げればきりがない。「頭突き羊の物語」、ばばあが義眼がゆるくて綿を詰めるんだけど、ずれて眼窩からべろりと出ちゃって気味が悪いっていう、どうでもいい話とか大好きよ。あと作品と関係ないけど、訳注がいちいち妙に主観的で上から目線なんだ。お前らこれぐらい分かるよな? これはここが面白いんだ。分かる?みたいな。最初うぜえこの訳者、と思ってたけどだんだんそういうキャラなんだと気にならなくなってくるかというと、やっぱりいらいらするんだよね。2012/02/03
訃報
1
訳に殺されている感はある。堅苦しい大げさな語彙をメインに使う作家じゃないだろう…。2013/05/20
山一工房
0
現在読むと、かなり読みづらい。2014/12/26
ドント
0
ちんぴら男が葬式の仕切りを頼みに学のある牧師の元へ行くも、語りがヤクザで意味不明な符丁満載なので牧師と意志の疎通がなかなかできないドタバタを描く表題作をはじめとしたマーク・トゥエインの短編集。話が横滑りしまくって肝心の頭突き羊の話が出ないまま終わる無茶苦茶物語「頭突き羊の物語」や、時計が故障しまくる落語みたいな話「ぼくの時計」など、こ、これが文学なんすかね…?いいんすかね…?と思わせるギャグとナンセンスがいっぱい。訳は流石に古いけど、ガラの悪いべらんめぇ口調が楽しい。2014/01/26
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