出版社内容情報
1820年から23年まで，「ロンドン・マガジン」にエリアという筆名で書いた随筆．「南洋会社」他28編．自己の生活体験と回想を，すぐれたユーモアとペーソスをもって語り，しかも技巧の跡をすこしもとどめないその自然な作風は，他の追随を許さぬものがある．エッセイの術はラムにいたって極限に達したといえる．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
87
昔高校時代にいくつかの文章を英文解釈ということで読んだ覚えがあります。かなり難しい文章であったということは覚えています。この岩波文庫版は1940年に出版されていて、訳者も有名な戸川秋骨ですが最近の訳の南條竹則さんのものに比べるとかなり読みにくい感じがしました。ただ挿絵なども収められていて1820年代のロンドンの様子などがわかります。2019/12/02
