出版社内容情報
ローマン喜劇の一つ.三組の恋人を中心に妖精オベロンやその使いパックなどが脇役をつとめる.月光の森に集まった恋人たちは,いたずら者パックが媚薬を誤用したためとんだ混乱を起こす…….夢と現実との境に展開する華麗な場面,全編にあふれる詩情とユーモア,複雑な構成などシェイクスピアの劇作天分がみなぎる作品である.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いおむ
11
既読済みです。「ガラスの仮面」を読んだ時の劇中の内容が気になって購入した覚えが…(^^;2018/11/26
還暦院erk
7
図書館本。『ガラかめ』に出てきたという程度の知識で初読(笑)。何故「真夏…」ではないのかとか、妖精などについての解説に目からウロコ落ちまくり。で、本作はテンポが良くてキャラが立ってて(ボツタムと仲間たち大好き♡)、劇中劇には声上げて笑っちゃった。「これは私が聞きました中で最も利巧な壁です」「今や二人の間の邪魔をしていた壁が倒れてしまった」「壁に耳ありとは申しますが、無断で立ち聞きをしたがるほど横着になっては、殿様、仕方ありません」「(言い訳する獅子に)大変優しい獣で、中々分別もあるぞ」←ツッコミも愉快!2020/01/21
ブルーツ・リー
6
再読。やっと話の筋は分かったかも。 ただ、第五幕の寓意がさっぱり分からない。 意味もなくひとつ幕があるとは思えないし、何某かの意図や思想があっての幕だと思うのだけれど、よく分からず。 本筋に当たる4幕までは、筋は理解できました。 ただ、シェークスピアも、深読みすると、結構掘っていけるらしいので、あまり迂闊な事は言えないかも。 とりあえず、パックの大体の立ち位置が理解できたので、例の人との話題にはできそう…w2019/08/17
ブルーツ・リー
4
はじめてのシェークスピア。難しい! ひとつ確実に言えるのは、昨日つぶやきに流した女の子が、学生時代に演劇か何かやっていて、パックの役をやっているとの事で、読んでみたら、かなりの要の配役で、びっくり、次話せるネタができました! って、私の頭の中がすでに真夏の夜の夢でいっぱいです!!2019/08/14
ホレイシア
2
この筋を知らないと岡野玲子の「妙技の報酬」で笑えないとか、何かと支障があると思う。