出版社内容情報
詩が倫理や政治そのものであった唐代中期に,豊かな幻想性をもって,男女の愛をうたい自然や風俗を写した李賀(七九一―八一七)は,李白が天才,白楽天が人才とよばれるのに対し,古来,鬼才とよばれた.その鋭い言語感覚と多彩な内容の詩は,近代詩に通ずるような新しさがある.二七歳で夭折した李賀が残した二四一首から六七首を精選.
詩が倫理や政治そのものであった唐代中期に,豊かな幻想性をもって,男女の愛をうたい自然や風俗を写した李賀(七九一―八一七)は,李白が天才,白楽天が人才とよばれるのに対し,古来,鬼才とよばれた.その鋭い言語感覚と多彩な内容の詩は,近代詩に通ずるような新しさがある.二七歳で夭折した李賀が残した二四一首から六七首を精選.