岩波文庫<br> 雪

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岩波文庫

  • 中谷宇吉郎
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  • 岩波書店(1994/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 181p
  • 商品コード 9784003112427
  • NDC分類 451.66
  • Cコード C0195

出版社内容情報

天然雪の研究から出発し,やがて世界に先駆けて人工雪の実験に成功して雪の結晶の生成条件を明らかにするまでを懇切に語る.その語り口には,科学の研究とはどんなものかを知って欲しいという「雪博士」中谷の熱い想いがみなぎっている.岩波新書創刊いらいのロングセラーを岩波文庫の一冊としておとどけする. (解説 樋口敬二)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はっせー

65
科学が好きな人や雪について興味のある人におすすめしたい本になっている!読書友達におすすめされた本。実はおすすめされた時に読んでいたのが伊与原新著『月まで3キロ』であった。この本に中谷宇吉郎著『雪』の話が言及されていたので運命を感じて読み始めてみた!読んでみると雪について・人工雪の話がふんだんに記載されており実験や学術系の話がなかなか難しかった。しかし中谷さんの雪を溶かすくらいの熱量が文章から感じとることができた!また読み返したい本になってある!2023/12/10

かりさ

48
雪や結晶の研究、人工雪の実験に成功された「雪博士」中谷宇吉郎さんの科学の本。決して難しいものではなく、雪国の暮らし、積雪がいかに雪国の人々の暮らしを圧迫していたかを綴り、雪の結晶の成り立ち、そして結晶を人工的に作る実験を語るその語り口がとても読みやすく、書物として大変面白く読みました。自然の現象、雪への探求心、研究の道筋、人工で雪華を作るに至る思い、熱きものが伝わってきます。最後の言葉にかの有名な「雪は天からの手紙」が綴られ、それがロマンばかりではなく、自然科学の研究の魅力を書を通して伝えてくれるのです。2016/01/08

zirou1984

48
「雪の結晶は、天から送られた手紙である」という趣深い一文で有名な本作だが、同時にこれほどまでに科学的誠実さに溢れた本が他にあるだろうか。降り積もる雪のひと欠片を丁寧に観測し、吹きすさぶ冬景色の中、時には氷点下の実験室で根気強く分析を続けていく。やがてその研究は雪の結晶の多様性を明らかにし、世界初の人工雪の作成という偉業に結び付いた。エッセイ風に書かれた文章は理性的でありながらも簡潔な説明の中から気品の良さが滲み出ており、本人曰く「茶漬けのような味」の内容は滑らかに入ってくる。自然科学入門として最良の一冊。2013/12/11

koji

42
82年前の岩波新書第一号20冊の中の一冊。本文ラストに登場する「雪の結晶は、天から送られた手紙である」は余りに有名なフレーズですが、これはダンディでロマンチストの著者ならではの言葉です。唯本書の価値は、(科学的側面は勿論)研究者としての態度にあります。「研究という仕事は、一人の人間が一生を費やしても到底片付くものではない。一石ずつ築いた研究の上に立って、今後の有為な人々が、その上に真剣な努力を積み重ねることによって一歩一歩完成に近づくものである。」これこそ、著者が科学の研究を志す若者に贈る何よりの言葉です2020/05/24

WATA

41
雪ができるメカニズムや、雪を顕微鏡で観察した記録、人工雪を作る装置などがわかりやすい表現で説明されている本。一番の見どころは、雪の結晶写真と雪の結晶の一般分類図のイラスト。この2つを見比べると、特徴だけを抜き出したイラストのほうが写真よりも分類を理解しやすい。こんなに分かりやすい分類図を描くには大量の観察記録が必要なはず。この図をまとめるために相当な数の結晶を調べ、その特徴を拾い上げていったのだろう。科学的に「しらべる」「まとめる」「説明する」ことの模範として、とても参考になる1冊。2014/03/14

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